静岡県静岡市葵区新間+摩利支(まりし)Sold Out





商品特徴
chagamaの「静岡県静岡市葵区新間+摩利支(まりし)」は、幻のお茶。
製茶問屋であってもなかなかお目にかかることはなく、20年ほど前に初めて口にした「摩利支」の衝撃は、今でも鮮明に覚えております。
濃い緑色の水色、力強い香り、そして出汁のような濃厚な旨味。
噂にたがわぬ素晴らしいお茶でした。
しかし、育成者の死去により「摩利支」の生産は途絶えてしまいました。
市場に流通することはその後数年間なく、正に幻のお茶となっていました。
時はたち、2013年頃より生産が復活。
まだまだ生産者も数えるほどで、茶樹も若く摘採量は非常に少ないため、大変貴重なお茶となっております。
「静岡県静岡市葵区新間+摩利支(まりし)」は、全国茶品評会の最高賞である農林水産大臣賞を受賞した、素晴らしい生産者の集まり「ネクト」のお茶を原料としています。
chagamaでは「静岡県静岡市葵区新間+摩利支(まりし)」の火入れを、昔ながらの竹製の籠と炭火を使用し、手作業で行いました。
炭火の上に竹製の籠を被せ、その上に摩利支を拡げ、遠赤外線でじっくりと火を入れます。
連続してお茶が流れる現代の機械にはできない、繊細な作業。
香りが最大限に引き出される瞬間を見逃さないように、少量に分け丁寧に。
香りと共に旨味も増します。
力強くて甘い香り、そして出汁のような濃厚な旨味、ぜひご賞味ください。
※今年の摩利支は蒸しの度合いが深く、少々細かいです。
産地・生産者・品種
産地:静岡県静岡市葵区新間
生産者:ネクト
品種:摩利支(まりし)
静岡市の街中から山中に向かって車で30分の場所に新間はあります。
新間は藁科川流域で、「本山(ほんやま)」と呼ばれる産地の一角。
藁科川は全国でもトップクラスの水質を誇ります。
水捌けが良い山の急斜面、朝晩の大きな寒暖差、そして川霧、美味しいお茶ができる条件が揃っているのがこの新間です。
「摩利支」は静岡県静岡市葵区水見色の山森理佐雄氏、美好氏の親子により育成されました。
「やえほ」の自然交雑実生の中から選抜、育成された品種です。
艶のある濃緑の色沢、高い香気、濃厚な旨味が特徴の極早生品種です。